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４）最後は、通貨切り下げ戦争勃発懸念です。中国が経済下支えを狙って通貨を切り下げれば、近隣諸国や貿易相手国が相対的な競争力を維持しようとして、こぞって自国通貨切り下げに走るとの憶測が走りました。

ですが、どれも、少しずつ、行き過ぎ、心配し過ぎ、懸念し過ぎの感が有ります。

３）の行き過ぎについては説明しました。

４）の行き過ぎを説明するには、中国の通貨政策を説明しないとならないのですが、長くなるのでまたの機会に。

・・・と思いましたが、この際なので、知っておきましょう。

中国では、昔は米ドルだけと連動する「米ドルペッグ制（固定相場制）」を採用していましたが、2005年7月から、複数の通貨の荷重平均に連動する「通貨バスケット制（管理変動相場制）」に移行しました。