富の構築と精神性2
債券はもとより、株にしても、下がり過ぎたものは、必ず上がります。
逆に、上がり過ぎたものも、必ず下がります。
専門的には、長期平均に回帰するという言い方をします。
株式には、行き過ぎても長期平均に戻る性質があるため、株価は5年とか10年平均推移などで表すと、なだらかな右肩上がりの線になります。
例えば日経平均株価は、2003年に7500円台の歴史的安値をつけましたが、2003年半ばから2004年にかけての一年間で、30パーセント以上上昇しました。
2007年かけて3年程度で18,000円台にまで回復しましたが、その後のリーマンショックを受け、2008年末から2009年にかけて7000円台まで再び下落しました。
そして、2015年の数日前まで6年かけて20,000円台を回復しました。6年はかかりました。ですが、回復したのです。
2007年に18,000円で買った人は、相場全体がその後1年あまりで約半分の価値になったのですから、失望して売ってしまった人も多いでしょう。でも、そのまま持っていたら、どうでしょうか。
子供が小学校に入って卒業するまで黙って持っていれば、20,000円になったのです。ここから相場はまだまだ上がる勢いです。