ポイントカードに騙されてはいけない

おはようございます。
資産運用学教授の長岐(ながき)です。
私は、銀行員だった経験に基づき、お金に関する基本的なことを分かりやすく、お伝えしていきます。

012

ポイントカードで本当に得をするのは誰なのか?

多くの銀行員は、いろいろなお店で発行されているポイントカードを持つことを拒否しています。

というのは、ポイントカードで大きく得をするのは自分ではなく、発行しているお店の方であることを知っているからです

 

「あのお店はこんなにポイントをつけてサービスしてくれて、親切だわ」

そんなふうにありがたがっている人も多いのですが・・・そんな人たちは、本当にとっても素直なイイ人ですね!

銀行員の考え方は違います。

「このサービスの裏にはどんなからくりがあるのか?」

必ず、そんなふうに考えるのです。

 

デフレの影響もあり、市場には安くていいモノがたくさんあふれています。

供給過多の面もあり、現代の日本は「モノが売れない」状況が続いています。

物販業界は長い間、「どうしたら自社のモノが売れるか、少ないパイ(消費者)をとることができるか」について試行錯誤を続けてきました。

 

その悩みを解決するための画期的な手段として登場したのが、実は「ポイントカード」なのです。

お店や企業はポイントカードによってお客さまの個人情報を得ることもできる上に、「うちのお店で買うとポイントが貯まってお得ですよ」と伝えてお客の囲い込みを行うことができるようになりました。

 

企業や店は、自腹を切ってまでお客にサービスすることはありません。

それは、決して責められることではなく、利益を追求するのが企業の存在意義である以上、当然のことなのです。

 

ポイントカードによるお客さまサービスは、だから、お客側にも「メリット」を少し供与しながら、自分たちはそれ以上の「メリット」を手にするために行われているというわけです。

ポイントカードの危険な罠

ポイントカードによるお客側のメリットというのは、例えば次のようなものです。

 

・ポイントが貯まれば、それに応じて金券発行や割引き、商品と引き換えなどの特典がある

・ポイント会員だけのサービスや優待セールがある

 

これだけを考えると、確かにお得感はありますね!

それは否定しません。買い物をした時にレジで「すぐに作れて、今日のお買いもの分からポイントが付きますよ!」と勧められると、大した手間でもないし・・とポイントカードを作る人が多いことは理解できます。

名前や住所をその場で記入することも少なくなり、

「あとでパソコンから登録してください」などと言われることも増えました。

 

その場では何の負担もなく、ポイントは貯まる・・・これのどこが危険なの?と思われるかもしれません。

 

でも、少し冷静になってポイントカードのマイナス点について考えてみましょう。

いちばん大きなことは、

「ポイントカードは、その店でしか使えない。(一つではないにしても、使える店は限定される)」

ということです。

 

ポイントを得るためには、そのお店で購入することが大前提となります。

これって、「買い物の自由」を束縛されていることになりませんか?

 

もちろん、本当に必要なものを購入して、それでポイントが増えていくのならいいのです。

でも、そうじゃない場合も、実は結構あるのではないでしょうか。

 

・「あと200円分買ったら、もう1ポイントつきますよ!」と言われて、わざわざすぐには必要ではないものまで買ってしまう。・「今日はポイント5倍デー」だから、と、欲しかった以上に多めに買ってしまう。・「ポイントをつけたいから」と、わざわざ遠回りしてお店に寄って、「わざわざ来たから」とついで買いをしてしまう。

・・・このようなこと、心当たりはありませんか?

ポイントカードを捨てる覚悟で整理しよう

上に述べたようなポイントカードに振り回される行動は、多くの方が経験していらっしゃることでしょう。

これを、銀行員は「機会損失」と判断し、徹底的に排除しようと考えているのです。

 

この場合の機会損失というのは、ポイントカードに行動を縛られて、他のもっといい選択があるかもしれないのに、それを選択できないという損失のことです。だから銀行員はポイントカードを持たないという選択をするのです。

 

なるほど!と思ったら、あなたにも、すぐにできることですよね?

お店で、

「ポイントカードを作りませんか?」

と言われたときに、ニッコリ笑って

「いいえ、結構です」と答えるだけのことです。

 

そして、今持っているポイントカードも、基本的には「全部捨てる!」という前提で整理をしてみてください。

どうしても残したいものがある場合は、それが以下に該当するものなら残しておいても大丈夫です。

 

・生活の中で、必要なものを購入する際に繰り返し使うお店のカード

 

これだけが、残してもいいポイントカードです。それ以外は全部、ゴミ箱にサヨナラしましょう。

これでお財布もスリムになりました。お金を増やすための準備が整ってきましたね!

 

 

*この記事以外にもコラムをアップしています。その他コラムはインベスターズギルドのコラムサイトでご覧ください。http://investorsguild.jp/column/pointcard/

 

————————————–
※この記事が参考になったという場合には
シェアしていただけると大変嬉しいです!

  • 銀行員だけが知っているお金を増やす仕組み
  • お金の考え方を学ぶ
  • お金を貯める準備をする
  • お金の貯まる流れをつくる
  • お金をふやす仕組みをつくる