リスクを取らないリスク5
ここで、最初に「株」に投資する場合、お勧めなのは、
「インデックス・ファンド」と呼ばれるものです。
インデックス・ファンドは、各国市場の代表株価指標(日本ならTOPIX, 米国ならダウ平均)に含まれる銘柄とほぼ同じ銘柄群に投資をしするので、代表株価指標と殆ど同じ値動きをします。
ここで、もう一つ別の切り口からの「分散投資」をお勧めします。
それは、「地域分散」です。
日本株式はTOPIX、他の先進国株式(米国、欧州等)は、
例えば「MSCIコクサイ・インデックス」、
新興諸国は「MSCI エマージング・インデックス」
といった具合に、各市場のインデックス・ファンドを3本購入すると、世界46カ国約4000社に地域分散投資をすることができます。
今はグローバル化の進展と共に、昔より地域の連動性が高まり、地域ごとのパフォーマンスの違いが薄れて来ていますが、前回もお伝えしたように、ごく最近では中央銀行の政策が異なっているため、再び各地域の連動性が薄れてきています。