世界の金融市場に興味を持とう!3
◆ギリシャ問題の影響
今日の東京市場の寄り付きでは、日経平均はいきなり500円ほど下げましたが、時間経過とともに回復しつつあるようです。
米ドル/円もユーロ/円も上昇しているというところが非常に面白いですね。
賃貸経営では、満室になればキャッシュ・フローが増加、空室になればキャッシュ・フローが減少、競合物件ができれば家賃を下げて競争、地域で物件の存在が知れていたら強気の家賃設定、などと非常に経営戦略が単純明快で判りやすいのですが、世界の金融市場はこのような単純な論理ではなかなか動きが読めません。
ギリシャ危機でユーロが売られると思いきや、ギリシャのEU脱退がユーロを強くする要因となる判断もあり、ユーロが買われたりするんですね。
冷静に考えるとギリシャ問題は金融市場での絶対額では非常に些細な問題という論評もあれば、ギリシャ危機は小さな問題ではなくEUを脅かす深刻な問題であるとか、ドイツのEU運営の根本的なことに影響するとか、色々な論調になっています。