中国で何が起こっているのか? その影響は?6
単なる今年の経済底上げ狙いの通貨切り下げという小手先の手段としてではなく(多少はそれもあると思いますが、それが一義的な目的ではなく)、そういった一環した長期経済戦略の中でなされたことと思います。
現に、昨日、PBOCはドル買い介入をしたそうで、そこからも一方的な通貨切り下げを狙ったものではないと読むことができます。
ただし、短期的には、上記のような懸念があるのは(行き過ぎはあるにしても)事実で、メディアもそのように仰々しく訴えることもあって、3度目があった場合には(十分考えられます)、その時はまた市場は動揺することは想定できます。
ここですることは、もうずっと読んで頂いている方はお分かりと思いますが(そんなニュースにぶれないで自分ルールを守り続ける!でしたね。)、一方で、中国経済が鈍化していることは確かで、つまりは、中国リスクが上昇してきていることは事実なので、ポートフォリオ全体の配分を自分ルールに沿った形で見直すというのは有りと思います。