年金が貰えなくなる時代の対処法 ー自分のリスク許容度に見合った投資をするー1

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今朝の朝日新聞デジタル版に、厚生年金が解散して、将来アテにしていた企業年金が貰えなくなるなったという、70代の男性の記事が掲載されていました。
それどころか、積み立て不足に陥った分の負担を逆にしなければならなくなったといいます。

年金はあてにならないー。そう言われて久しいですが、年金制度をきちんと理解して言っている人はどれだけいるでしょうか。
ここで、ちょっと乾いた話になりますが、年金制度について、ざっくり理解したいと思います。

年金制度って、どうなってるの?

会社員の年金制度は、3層に分かれています。第1層が全国民に共通の基礎年金と、
第2層が厚生年金、第3層がそれに上乗せされる企業年金です。

第1層の基礎年金は国が運用支給する年金です。第2層の厚生年金は、企業が運用・支給しますが、これには国が運用・支給する分を国の代わりに企業が代行して行っている部分とに分かれています(図参照)。これを「代行部分」と呼んでいます。
これに更に、企業が自前で設立する企業年金が加わるため、企業は通常、厚生年金と企業年金(2層と3層部分)を一緒に運用・支給していることになります。

このうち、2層の厚生年金が解散したというのが、今回のケースです。
なので、年金が全く貰えなくなるというわけではなく、1層の基礎年金部分はちゃんと貰えます。

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