投資におけるリスクって? Vol.4 – 投資はコツコツ分散するものです。3
今日の本題です。
米S&Pの1926年からの年間平均リターンは12%、プラスのリターンを上げた年は全体の7割です。
ですが、プラスのリターンが出る年を狙って、株への投資比率を増やそうと思っても、非常に難しいです。
先に挙げた情報があり、絶対に上がる!と思っていても、いつぞやのエンロンの不祥事とか、リーマンの破綻とか、そういったことは、誰も予測していなかったでしょう。
相場の予測を立てるプロも、このまま何事もネガティブなイベントが起こらなかったとしたら、という、条件付きで予測を立てているにすぎません。
人間は、同額の得をした時の喜びより、同額の損失を出した時の失望の方が上回ると言います。
プロは、上記の情報を四六時中集め、四六時中分析し、絶対はないけど、おそらくこちらに向かうでしょう、という予測を立てて、各資産クラスへの投資配分を決めています。それが仕事だからです。
個人投資家の私たちがすべきことは、
周りが株価急騰に熱狂しようが、暴落に失望しようが、槍が降ろうがヒョウが降ろうが、きちんと順序立てて、自分が決めたルールに従って、コツコツと投資を積み上げていくこと。
周りのことは「どこ吹く風」と耳を貸さず、それよりも、自分で決めたルールにきっちり従うことです。