日本の不動産投資の将来性1
今回は、不動産投資(不動産賃貸経営事業)の将来性について、少し考察をすることとします。
昨日、お金の大学リアル講義のフォロー面談を4名の方々と実施しました。今日と明日も4~5名の方々と面談します。面談時に、今後の日本の不動産投資の将来性に関して、危惧するご意見が出されましたので、現時点の苅田の取り組みスタンスを述べてみたいと思います。
◆考えるための第一の背景としては、まずは2013年度から2014年度にかけて、異次元の量的・質的金融緩和政策が国内で実施されたことがあります。安倍政権と日銀の連係プレーですね。この影響により、市場にお金が溢れかえり、不動産投資市場にも少なからぬ影響を与えたことは確かです。
その証拠として、この2年間は物件価格が高騰し、一般市場に出てくる物件数も極端に減りました。金融機関の融資額も、某地方銀行の融資部長さん曰く、前年度対比で2014年度は2倍に増えたそうです。
金融緩和政策の是非については、黒田総裁のコメントなどにもあるように、消費マインドが伸びて、経済に活力を与えた効果はあったようです。2015年度もその余韻は続くと共に、これからは過去2年間の莫大な金融政策で助走し始めた日本経済が、主体的に自己発展を遂げることが期待されます。