相場を動かすメインドライバー(主要因)2
過去には、利上げ時には株価が下がる傾向が見られましたが、今回は、昨年後半からFRBが利上げ準備に入り、
6月だ、9月だ、 年末だと、利上げタイミングを市場が推し量るようになって久しく経っていることを考えると、
利上げの決定を受けて下がるというよりは、それ以前に織り込みにかかると予想されます。
現に、米国株価は7月から下げ基調に入っており、すでに織り込みに入っていると言えます。
これは、先にも言った、業績相場への移行の過程でPERが適正水準に調整される動きです。
つまり、正常な(想定内の)動きです。想定内の動きには、市場は過剰反応をしないので、
このように、その時々の状況によって、相場を動かすメインドライバーは異なります。
利上げ=株価下落、と方程式風な予測を耳にしますが、将来は過去の延長ではありません。
その時々の状況によって、以前には相場を上げる要因になったものも、今回は下げる要因になる、ということは、よくあります。