足元の金融市場のリスクとは?5
バブルが弾けた時の痛さは、米国もITバブルで経験済み。
米国では、現在経済成長もそこそこ良いし、昨年後半から雇用統計も良好なので、そろそろ正常に戻したい!という時期に来ています
世界のエコノミスト達は、年明けごろには、6月にも最初の利上げがされるのではという見ていましたが、
現在は、9月という見方が大勢を占めています。
FRBのイエレン議長は昨日の6日討論会で、国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事から、ゼロ金利政策の長期化がもたらす、資産バブルを生み出す可能性について質問を受け、「今のところ金融安定に対するリスクは控えめで、高まってはいない」と述べたと伝えられています。
IMFから、「おまえのとこお金撒き散らして大丈夫なのか?」と釘を刺されたわけですね。
かと言って、タイミングを誤った安易な利上げは、経済成長を失速させてしまう可能性があるので(そうなると、景気が後退して失業率が高まるので)、イエレン議長としても、慎重にしたいわけです。
ということで、世界中が注目している、米国の利上げのタイミング。
この時期が読めないのが、現在株式のみならず、
どの金融・資産市場においても、リスクとなっています。
不確定要素があればあるほど、リスクが高まります。