銀行員が持つ「3つの財布」とは?

おはようございます。
資産運用学教授の長岐(ながき)です。
私は、銀行員だった経験に基づき、お金に関する基本的なことを分かりやすく、お伝えしていきます。

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銀行員は迷信に惑わされない

銀行員にはリアリストが多いので、迷信的なことに惑わされることはありません。

「こんな財布を持って、お金が増えたらいいな」

というふうには考えないのです。

 

それよりは、

「お金を増やすためには、こういうお財布を持つべきだ」ときちんと論理的に考えて、それを実行しています。

 

それが、「3つの財布」なのです。

3つというのは、財布の形や色のことではありません。用途のことです。

 

・「お札を入れる財布」

・「小銭を入れる財布」

・「領収書を入れる財布」

 

の3つに分けて、お金の管理をしています。

 

たいていの人は、ひとつしか財布を持っていないでしょう。

「3つに分けるなんて面倒だな」と感じられるかもしれません。

でも、理由を聞いたら、きっと納得していただけるはずです。

なぜ3つも財布を持つ必要があるのか?

銀行員が「3つの財布」を持つことの有用性を確信しているのには、背景となる事情があります。

それは、今ではすっかり有名となった「1円玉行方不明」事件です。

ドラマや小説で銀行内部が描かれる時に、「行方不明になった1円玉を、店内の銀行員が総出になってゴミ箱をひっくり返してまで探しまわる」という場面をご覧になった方も多いでしょう。

 

他人のお金を預かって正しく管理することが銀行業務の要ですから、毎日の入出金については非常に厳しく管理されています。

一円でも多かったり少なかったりした場合には、取引記録をすべてチェックして原因を見つけなければなりません。

 

そのような職場では、自分のお金と銀行のお金が混じり合うことは絶対的なタブーです。自動販売機でコーヒーを買って、そのおつりをうっかりデスクの上に置いておいたり、ズボンのポケットに入れたままオフィスの中を歩いたりするのは大変危険な行為だとみなされます。

 

そのような環境の中で働く銀行員は、無用なトラブルを避けるために、お札はもちろんのこと小銭まできちんと管理する習性を身につけます。

自分のお金がいくら財布に入っているのかを常に正確に把握しておきたいと考えるからです。

 

そして、そのためには、お札と小銭はそれぞれ別の財布に分けておいた方が便利なのです。

お札入れからお金を支払うたびに、

「あと一万円札が○枚、千円札が△枚」と確認し、

小銭入れからお金を出すたびに

「500円玉が○枚、100円玉が・・・」

などと、無意識に確認しているのが銀行員なのです。

自分のお金の使い方の“クセ”を知ろう

一つめが、「お札を入れる財布」、二つめが「小銭を入れる財布」。

では三つめの「領収書を入れる財布」というのはどういうことでしょうか?

これは、形はどんなものでもOKです。財布じゃなくて、小さなクリアファイルなどでもいいかもしれませんが、常にかばんに入れて持ち歩くようにしてください。3つの財布はいつでも身につけて持っていることが原則です。

 

この3つめの財布には、レシートや領収書を保管します。

なにかを買って支払いをした時には常に、

「今お札を何枚使ったか(残りは何枚か)?」

「小銭をいくら使ったか(残りはいくらあるか)?」

を確認すると同時に、必ずレシートをもらいます。

そのレシートは、領収書用の財布に入れて、その日のうちに内容を確認してノートや手帳などに、使った金額を記録するようにします。

 

つまり、翌朝には

「いくら入っているか正確にわかっているお札入れ」と

「いくら入っているか正確にわかっている小銭入れ」と

「空っぽの領収書入れ」を持ってスタートすることになります。

 

このように3つの財布がいつでもスッキリと整理されている状態ができあがると、お金の使い方を自らが手綱を握ってしっかりとコントロールしていけるようになります

 

財布から出ていくお金には、「消費」と「浪費」、そして「投資」があります。

 

生活のために必要なものを買ったり、食事をしたりするためにお金を使うのが「消費」です。

これは、本当に必要なものかどうかを厳しく判断する必要はありますが、最低限必要な出費だと言えます。

一方、「浪費」は、いわゆるムダ遣いのことです。

ここをできるだけ減らして、その分を「投資」に回していくことでお金を増やすことができます。

「投資」というのは、支払ったお金以上のリターンを得るということですから、投資にお金を回せば回すほど、お金を増やすことができるのです。

 

お金を増やそうと思ったら、このようにお金の使い方をコントロールすることが大切です。

そのためには、まずは自分のお金の使い方のくせを知る必要があり、それを助けてくれるのが「3つの財布」の使い分けなのです。

 

 

*この記事以外にもコラムをアップしています。その他コラムはインベスターズギルドのコラムサイトでご覧ください。http://investorsguild.jp/column/three-purse/

 

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