年金が貰えなくなる時代の対処法 ー自分のリスク許容度に見合った投資をするー2
悩ましいのは、積み立て不足分の追加負担なるもの。厚生年金の代行部分は、積み立て不足が出たら企業側が穴埋めしなければならないことになっているのです。
この男性のもとにはその負担額として300万円の請求書が届きました。今後最長30年かけて、月に1万円ずつ払っていくそうです。
基金の積み立て不足って何?
積み立て不足とは、簡単に言うと、年金の支給予定額を、加入者からの拠出金(を運用した額)でカバーできなくなってしまった状態のことです。
基金は、将来の退職金支払いのために毎月一定額を加入者から拠出して貰って積立をし、株や債券などで運用をしています。
毎月拠出する金額は、将来支払うと予想される退職金額と、運用利回りの予測に基づいて計算されるので、
通常であれば、ある時点の積立金残高と将来退職金として支払う必要がある額は一致します。
ですが、何らかの要因で積立残高が、支払い予定額よりも不足してしまうことが起きてしまいます。